TRPGって何なの?
TRPGとはルールを書いてある本をもとに参加者全員で話し合って一つの物語を作る遊びです。
このページではTRPGを遊んだことのない方へTRPGとは何なのか、TRPGの遊び方や魅力
そしてそれに必要なルールブックについて簡潔にではありますがご紹介させていただきます。
さて、説明に入る前にまず、みなさんはTRPGという言葉を耳にしたことはありますか?
「えっ、RPGならドラクエとかファイナルファンタジーとか聞いたことあるけど、T……?」
という方、多いと思います!
TRPGとは“テーブルトークロールプレイングゲーム”という和製英語で、そもそもRPGというのは“Role-Playing Game”の略称なんですよ。
ロールプレイングゲーム、学校や会社の研修でこの”ロールプレイング”という単語を聞いたことのある方もいらっしゃるでしょう。
ようはRPGというのはある役割を与えられたキャラクター(ドラクエに勇者以外にも戦士とか魔法使いとかいますよね?)で
ゲームを遊んでいくというものでそこにテーブルトークという要素が加わったものなんです。
テーブルトークーーこっちはなんか簡単にイメージできませんか?
そう、みなさんがプレイヤーとなって一人のキャラクターを演じ会話で一つの物語を生んでいくゲームなんですよ!
同じテーブルについて参加者全員が会話でこのゲームを進めていくことから“Tabletalk Role-Playing Game”と名付けられました!!
テレビゲームというのはスマホゲームというのは完成された物語の中で、プログラミングで用意されたキャラクターのセリフを聞いて
決まったエンディングを迎え皆さんはプレイヤーとしてただそれを”受け取る”だけで終わっちゃうじゃありませんか。
いくら自由度が高いと言われるオープンワールドゲームでも広大なフィールドを歩き回り、予め用意されたキャラクターと
2,3択という限られた選択肢の中からベターなものを選んで会話するというのが関の山ではありませんか?
でも、TRPGならあなたが考えたキャラクターであなたの思ったセリフをそのまましゃべり
あなたがやりたい行動をとってあなたの思う戦い方を自由に選べるんですよ!
あなたと同じく自由を手にした人々と一緒に!!
しかもこれはGM(ゲームマスター)と呼ばれるゲームの進行役を務めることで
あなたの思い描く最高のドラマをあなたが作った理想の敵を用意して
プレイヤー(参加者)のみんなと戦わせることができるんです! 結末もあなたの思うがままですよ!!
何故ならあなたはゲームを管理しみんなに物語を語っていくゲームマスターなのですから!!
もちろんTRPGといえどもやれることに限りはあります、プレイヤーの要望やアドリブを叶えるには
みんながある程度の即興で対応できる力や準備が求められますし
「さすがにこれはちょっと……」という物語が成り立たなくなるようなことは基本的に許可がおりません。
いちじるしくモラルに欠くような言動、行動をとればそれなりの“塩対応”が待ってることもあります。
だって、人間だもの。
ですが、参加者全員の合意のもとであれば結構なんでもできてしまいます。
正義を愛し市民を守るヒーロー集団になったり、かと思えば血と暴虐を愛するモヒカン世紀末集団にもなれるし
現代日本の普通の大学サークルのメンバーになって不可解な出来事や殺人事件に巻き込まれたり人知れず様々な能力を使って人々の平穏を守る超能力者だとか、あなたの“なりたい・やりたい”が何でもかないます。
TRPGの遊び方
TRPGの遊び方には二つのパターンがあります。なで家やレンタルスペースに集まってやるオフラインセッション。
みんなでネット上で集まって音声通話ツールを用いて行うオンラインセッション。
大きく分けるとこの二種類の遊び方があり、人と人とのコミュニケーションで成り立つという
ゲームの性質上どうしても人を集めることが大切になっていきます。
ただ、用意するものは基本的にそんなに多くはありません!
必要なものはルールブックと筆記用具にサイコロだけ!!
ゲーム機もコントローラーもいらないなんてとってもお手軽ではありませんか?
ですがゲーム機もソフトもコントローラーもいらない代わりに、ルールブックが必須です。
何故ならばルールブックはゲーム機でもありソフトでもあるからです。
ルールブックにはそのゲームを構成するルールや設定が書き込まれていて
キャラクターを作るのにもゲームを進行していくのにもその“データ”がなければ出来ないのですよ。
ゲーム機にデータが入っていない空のディスクをいれても何も起動しませんよね?
紙にあなたの思うキャラクターを書いてもそれはただの設定資料にすぎず
「これはTRPGのキャラクターだ!」って証明するには”データ”が欠かせない。
ドラクエの勇者を作るのにも色んなコードが書かれて出来上がったわけじゃありませんか。
FFの戦闘システムだって様々なデータが打ち込まれてそれを計算処理しているからゲームになるんですよ。
ただの本といえどもゲームを構成する大切なデータの詰まった
“ゲームソフトでありゲーム機”である、それがルールブックなのです。
筆記用具はルールブックに記されたデータをもとにキャラクターシートと呼ばれる
キャラクターを作る紙で自分のキャラを表現するのに使います。
(難しそうに聞こえますが”キャラシ”に記入項目があってそれを埋めていけばいいので楽です)
そしてここがTRPGの面白いところでもあるのですが、攻撃が当たったとか外れたって
ゲームでは味方や敵のキャラクターの“ステータス”を基に計算を行ってその処理ごとに決まってくるのですが
その処理をTRPGではサイコロを使用して“判定”します。
自分とゲームマスターでお互いにサイコロを振って、出た目が大きいほうの攻撃が当たっただとか
攻撃側のサイコロの目が低かったから避けられてしまっただとか
鍵のかかった宝箱を決められた数値より高い目を出すことができたので開くことが出来たとか
キャラクターが起こしたアクションに対して成功が待っているのか失敗が待っているのか、これをサイコロで決めていきます。
もちろん完全な運頼みでは面白みがありませんからね。
だいたいのTRPGではテレビゲームのようにキャラクターのステータスごとに
サイコロの目が増えたりとか。サイコロの合計した値に+1して計算するとかTRPGごとに様々なゲーム要素が絡んできます。
面白そうでしょう?
こういった遊びがルールブックと筆記用具にサイコロさえあれば出来てしまうんです。
人を集めるのが一番難しいのですが、逆に言えば人さえ集まればなんとでも遊べてしまうゲームなんです。
それでは、オフラインセッションとオフラインセッションの二つはそれぞれどう違うのか解説していきます。
オフラインセッション
オフラインセッションは先ほど言ったようにルールブックと筆記用具とサイコロがあればできてしまいます。
しかし、一番肝心なことは遊ぶ場所の確保です。
人も物もあるのに場所がなければどうやって遊べばいいのよという話ですよね。
楽なのは自分の家やあるいは友達の家で集まれることなのですが……あなたのお友達はTRPGのことを知っていますか?
まず、人を集める必要があるにも関わらず、TRPGはまだテレビゲームのようにメジャーな娯楽の一つではありません。
よってTwitterなどのSNSで参加者をつのるというのが基本的な動きになります。
が……知らない人を家に招くって抵抗ありませんか?
そもそもあなたの家は3~5人集まって遊べるほど広いですか?
ご家族に迷惑がられて遊びに集中できなくなる恐れはありませんか?
だからカラオケBOXやプレイスペース(イエローサブマリン等)を利用してそこで遊ぶ。
その為に場所を手配する必要性があるわけです。
しかし、最近はTRPGをプレイできるレンタルスペース(ジグザグゼブラさん等)や
喫茶店“TRPGカフェ”(DayDreamさん等)も増えてきておりますので選択肢が年々ふえてきています。
皆さんもオフラインセッションする時はぜひ利用してみてください。
また、みんなが同じスペースに集まって複数のグループを作ってそれぞれTRPGを行うコンベンションというものもあります。
色んなTRPGのサークルが主催してメンバーを募集して遊ぶ、いわばフェスみたいなものですね!
やはり地域によってはそういったイベントが少ないところもありますが、TRPGを初めてあそぶ初心者むけのものや
体験会といったルールブックを持っていなくても遊べるものもありますので
自分の住んでいる地域でもしやっていたら、それがあなたの初めてのTRPG体験になるかもしれませんよ。
もちろんそうでないコンベンションもルールなどを優しく教えてくれますので
「みんな行ってるし行ってみよう!」と気軽に参加してみてください。
~まとめ~
・ルールブックと筆記用具とサイコロが必要
・場所の手配や提供がちょっと難しいけどイエサブやTRPG喫茶などプレイスペースが便利
・コンベンションというフェスがある
※全員ルールブックを持っているのが理想ですが、プレイヤーとして参加するだけなら持ってなくてもOKの場合もあります。
オンラインセッション
オンラインセッション場所に集まるはオフラインセッションと違って
ネット上で参加者さえ集まればルールブックとパソコンとネット環境さえあれば出来てしまいます。
めっちゃお手軽です! 人さえ集めてしまえばオンラインツールを利用して家でそのまま遊べるんですよ?
ダイスをbotが振ってくれてキャラクターのコマやMAPを作れるオンラインセッションツール
どどんとふやキャラクターシート作成して保管しておけるキャラクター保管所。
そしてSkypeやDiscordといった無料音声通話ツールを利用することで誰でも簡単に自宅でTRPGを出来てしまうんです。
すごくありませんか!?
ルルブとネット環境さえあれば今すぐ人を集めて遊べるんですよ、誰でも!
しかし、今の時代パソコンを持っていない方もいらっしゃいますよね? スマフォで充分じゃんって方もいらっしゃいますよね?
そんな方の為のひよんとふというスマフォでどどんとふを使用できるアプリケーションがあります!
ただ、機能を十分使いこなせるわけではありませんしスムーズには出来ませんので、もし人を募集されるさいや
募集を見かけて参加する時には一言「スマフォからでもいいですかー?」と確認してみてください。
また、この確認するというのが大切でオンラインセッションには”テキストセッション”という種類もあります。
「テキスト……文字……?」
そこに気づいた方、鋭い! 天才です!!
音声通話はちょっと苦手、実家に住んでるから声を出して遊ぶと迷惑がかかってしまう。
そんな方の為に「文章でのやりとり」でTRPGを遊ぶ方法もあるんです!! オンラインならではですね。
(音声通話でTRPGを遊ぶのはボイスセッション、ボイセと呼ばれております)
だから、募集を見かけたときはしっかりと募集要項をまず読んでみましょう。
そして募集する時はしっかりどんな形態で行うのか明記しておきましょう。
分からなかったときは一言確認!
TRPGはインターネットの発展と共に多様な遊び方が編み出され広まっていきました。
色んな遊び方があって正解はありません、色んな人がいて得手不得手があります。
オンラインセッションは相手の顔が見えず表情もわからないです、それゆえの様々なトラブルもあります。
だからこそ、みんなが楽しくオンラインで誰でも遊べるように自ら率先して確認しましょう!
~まとめ~
・ルールブックとネット環境さえあれば手軽にできる
・どどんとふやキャラクター保管所といった充実のサポート
・SkypeやDiscordといった音声通話ツールを利用したボイスセッションと文章のみでやりとりするテキストセッションがある
・インターネット上で行うため様々なトラブルが多い、楽しく遊ぶためにきちんと意思疎通をしよう。
・一言確認するの大事!
TRPGの魅力
一番の魅力はやはり参加者全員でトークでゲームを進行していき、自分の好きなキャラクターを作って活躍させられる“自由度”。
そして自分の思う最高のキャラクターがみんなの最高のキャラクターと交流し、ゲームマスターが思い描く最高の物語で活躍できることです。
第一、みんなで集まってトークでドラマを進めていく即興劇的な要素じたい既に楽しそうじゃありませんか?
もちろんゲームマスターが用意したシナリオの中で、それを壊さない範囲でというお約束はありますが
それも限られた中でどういう動きをしてどう事件やみんなと関わっていくか決めることが出来ます。
いわば限られた自由を楽しむトークゲームです。
もしかしたら会話が苦手な方はいるかもしれません。
もしかしたらどんなキャラクターを作ればいいかわからない方もいるかもしれません。
上手くみんなをまとめて場を進行させられるか不安な方もいることでしょう。
しかしTRPGはみんなで一つのゲームを作り上げていくことが可能な遊びです、コミュニケーションで成り立っているわけですから。
だからこそ苦手な部分がありながらもとりあえずみんなで飛び込んで、お互いに自分を高めあって助け合う。
それを続けていけば苦手意識を克服していくこともできます。
実際、僕も人と対面して会話することが出来ず「何を話していけばいいのかなー」とか悩んだり
自分勝手な発言ばかりで空気も読めないコミュニケーションが苦手なほうでしたが
就職して営業マンになった時、研修で”ロールプレイ”を行ったのですが……まぁ話せるようになってたんですよ。
みんながしどろもどろになっている時にスラスラと会話を繋いで研修で高評価を受けました。
研修後、僕は勉強が苦手なほうだったので知識はイマイチでしたが会話でお客さんのハートをつかみ、自分の所属する支店では同期社員の中では一番売り上げを出すまでにコミュニケーション能力が磨かれていたのです。
会話って何話せばいいかわからないじゃないですか、相手を不愉快にさせるんじゃないかと怖いじゃありませんか。
でも、同じテーブルに集まった参加者のみんなにはTRPGという共通の話題があるわけです、これチャンスですよ!
コミュニケーションの練習にはもってこいなんです!!
しかもコミュニケーションだけじゃなくて自分の考えたキャラクターの絵を描いたり
それをもとにした小説を書く方もいたり、オリジナルのゲームやシナリオを作ることもできる
創作意欲にあふれたクリエイターの方々はそれぞれ活動されています。
つまり創作活動のネタ作りにも持ってこいなんですよ!
もうおわかりでしょうか?
つまり、TRPGとは最強のコミュニケーションツールにしてクリエイティブツールなのです!!
TRPGで人気のルールブックについて
さてTRPGとは自由な遊びとはいえども、ルールブックによって出来ることは変わってくるものです。
「じゃあ何から手を出したらいいんだろう?」
自分のやりたいことにピッタリ合って、なおかつ募集の多いところで始めてみたいな。
というのが人間のサガだと思います。やりたいルールブックが見つかってもやってる人が少なかったらプレイできませんからね。
商品を買う以上、コストに見合った遊び方が出来るか気になるのは当然です。
そこで、プレイヤーの多いメジャーどころのルールブックを簡潔にご紹介させていただきます。
クトゥルフ神話TRPG
アマゾンのTRPGカテゴリでベストセラーになっているルールブックです。
ハワード・フィリップス・ラヴクラフトというアメリカの小説家が作った架空の神話
クトゥルフ神話をベースにして作られたTRPGで、見たら気がふれてしまうような“恐ろしいもの”に抗いながら
超常現象に挑んでいく、ホラーと冒険が楽しめるTRPGになっております。
もしかしたら「SAN値が削れる」とか動画投稿サイトで聞いたことがあるかもしれませんが
それは恐ろしい目に合って正気を失っていくことを表しており、人間の内在的狂気をゲーム的に表現したもののことなのです。
ダブルクロス The 3rd edition
こちらは現代の日本が主な舞台であり、僕ら一般人が知らない世界の裏では
“レネゲイドウィルス”という特殊なウィルスによって超能力に目覚めた超人たち
オーヴァードが同じく力を手にした怪物ジャームと“日常”を守るために戦っていた、という世界観のルールブックです。
プレイヤー達は炎を操ったり音を操ったり重力を操ったり光を操ったり、かと思えば肉体を獣に変化させたり
12系統の能力を【好きに組み合わせて】自分の思うオーヴァードを作ることができる“異能バトルモノ”という感じでしょうか。
昨日と同じ今日、今日と同じ明日。世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた。
だが、人々の知らないところで。
―――世界はすでに大きく変貌していた。株式会社FEAR公式HPより転載
この文章に惹かれる方はぜひ始めてください!!
シノビガミ
忍術バトルRPG――!!
はい、みなさんもうタイトルでだいたいどんな内容なのか想像いただけるのではないでしょうか?
現代の日本を生きる忍者になることができます!!
様々な機関や流派のシノビとなってくだされた使命を果たすという世界観です。
もちろん、プレイヤー同士はお互いの使命がぶつかり合うこともありますのでPVPと言われる
プレイヤー同士の戦いになることもあったり騙しあったりすることもあります。おのれ忍者汚いさすが忍者。
忍者といってもサイボーグのような忍者や鬼の血が入った妖怪のような忍者など色んな忍者になれて
奥義という一発限りの大技をかましたり、読みあったり、忍者らしい情報合戦が好きな方は絶対にオススメな一冊です。
サタスペ
現実のモノとはちょっと違う日本のオオサカで“亜侠”という一攫千金を夢見るアウトローとなり
プレイヤー同士チームを組んで危ない仕事に臨んでいくという世界観のルールブックです。
銀行強盗しようが道端で人を殺そうとも自由! 奴隷も買える!!
明らかに敵わない強そうなヤツと戦わずとも色仕掛けで倒してしまえるフリーダムさ。
ただ、このオオサカは道端で歩いているだけでゾウがやってきたり爆発が起きてプレイヤーキャラが普通に死にます。
死んじゃったら新しいキャラを遊んでる途中に作って用意してみんなと合流します、基本的に命がめちゃくちゃ軽いです。
ブラックラグーンとかグランドセフトオートのようなギャングの世界に憧れる方はきっとハマりますよ。
生きててよかった―――!
永い後日談のネクロニカ
表紙からして刺激的ですね! でもこういうのが好きな方も多いんですよ!!
科学技術が発展してすごい戦争が起きてしまい人類が絶滅した世界観になってます。
「人類絶滅してるの!? 何やればいいんだよ!!」
と思うかもしれませんが皆さんはネクロマンシーという技術で蘇った“ドール”という存在になって
既に終わってしまった世界を自分の記憶の欠片を頼りに仲間……“姉妹”たちと彷徨い、後日談を紡いでいくというルールブックです。
いわばゾンビです、でも心は人間です。
終わってしまった世界とテクノロジーのグロテスクさ心細さに狂気に染まりそうになりながらも
自分とはなんだったのか人間だったころの記憶の欠片を集めていくことになります。
もっとも、その“記憶”というのが本当に自分のものなのか疑わしいものなのですが
壊れかけの心を姉妹たちと支えあっていくのが醍醐味といったところでしょうか。
ソードワールド2.5
ドラクエや指輪物語のような剣と魔法の世界をやりたいならこれです!
西洋的ハイファンタジーの「あっ、これこれ。これこそRPGだよ」っていう冒険ができます。
みなさんもRPGといえば酒場で仲間を集めてクエスト(仕事)を受注してダンジョンを探索したり
宝箱を見つけてなんとかカギを開けたら空箱だったり、最奥部で眠るドラゴンと戦ったりしたいじゃありませんか。
冒険するにあたって装備品やアイテムに重さの概念があって所持品に限りがあったり、種族によっては得意な分野が変わったりと
テレビゲームで言えばskyrimのような世界があなたを待っています。分担して助け合うことが冒険成功のカギです!
あなたの思うRPGをTRPGでみんなで自由に楽しむことが出来るでしょう。
実はソードワールドは最近2.0から2.5にバージョンアップしており、最新版をまだプレイしたことが僕はないので
すいませんが具体的な内容についてはあまり触れられません。ぜひ買ってプレイして確かめてください。
ここまでよくTwitterで募集をみかけるメジャーなルールブックをご紹介させていただきましたが
やはりこれをプレイする為にはこの本を買わなければならないのですよ。
オフラインでみんなで集まってやるならまだしもオンラインでは全員がルールブックを持っていないといけない。
しかし、しかしですよ!
みんなで気軽に盛り上がれて笑えて熱い戦闘が待っていてしかも無料で遊べるTRPGがあったとしたら、最高じゃありませんか?
あるんですよ、wikiで無料公開されていて誰でもわかりやすい気軽に楽しめるシステムが。
その名も――
ゴリラTRPG
※ゴリラTRPGwikiより転載
はじめ、宇宙に一匹の生物がいた。
彼が右胸を叩くと宇宙に星が産まれた。
次に左胸を叩くと星に森が産まれ、
もう一度右胸を叩くと森にバナナが産まれた。
彼は星を豊かにするため、自らの名を冠した三柱の神を創りだした。
強さの象徴である剛の神、
知恵の象徴である理の神、
それらを繋ぎ止める網の象徴である羅の神。
彼は三柱が星へ降りて行くのを見届けると何処かへと去っていった。
残された三柱はそれぞれの力を出し合い、星にある生物を産み出した。
その生物は三柱の創造主から姿と名を取り、
剛理羅――ゴリラと呼ばれた。
これが、第一日目の出来事である。
~ 創ゴリ記 第一章 第一節 より ~
さぁ、何も言わずにゴリラTRPGwikiを覗いてみましょう、これに心惹かれたあなたにはゴリラになる才能がある。
考えるな、感じるんだ!!
正直言ってネタ度MAXなルールブックだと思われますが判定や処理が非常に簡単で、TRPG初心者にこそオススメだと本気で思ってます。
プレイヤーはゴリラになってジャングルの平和を守るというシンプルな内容で、みんなゴリラって言われたらイメージ共有しやすいですし
どんな行動をとっているのか想像しやすいというのもTRPGにおいて大切な要素なのですが
その点においてどのシステムよりも優れていると個人的に思っています。
非常に完成度の高いんですよ、ゴリラTRPGは……。
無料なのに。
でもなかなか遊んでくれる人が見つかりません、TRPG始めたい!って人にこれを進めると「ちょっと……」と言われます。
「そんなことないよ、ゴリラやってみたいよTRPG入門にはゴリラTRPGだよね!」
と共感してくれる方やゴリラTRPGやりたいという方は僕がゴリラマスターになりますので、ぜひ気軽に声をかけてください。
TRPGとは?についてのまとめ
TRPGとは
・ルールブックを基に進行役(GM)とプレイヤーにわかれてトークで進んでいくゲーム
・攻撃が当たった外れた等、成功するかわからない行動をサイコロを振った結果で決める(判定)
・自分の考えたキャラクターで自分の思った通りプレイできるがゲーム進行を妨げないように注意が必要
・人と人がコミュニケーションをとることで成り立っている遊び、だから自由度が非常に高い
・遊び方にオフラインセッションとオンラインセッションの二種類あり、コンベンション等のイベントも各地で開催されている(オフ)
遊び方について
オフラインセッション
・オフラインセッションは基本的に現地で実際に集まってルールブック一冊と筆記用具とサイコロがあればプレイ可能
・ただし場所の確保が難しいが最近ではTRPGカフェをはじめプレイスペースが増えてきている、カラオケBOXもオススメ
・コンベンションなどイベントで初めての人も気軽に参加可能、ただし地域による差が激しく地方によっては全然ないことも……
オンラインセッション
・オンラインセッションはSkypeやDiscordといった音声通話ツールにどどんとふ、キャラクター保管所といったツールが豊富
・ただしパソコンがほぼ必須であり遊び方も幅広くさまざまなトラブルが発生しやすい
・ルールブックも参加者全員持っていることが前提のためオフラインセッションよりも初心者向けで遊ぶ機会が少ない
ルールブック(ルルブ)について
・テレビゲームにおけるソフトにしてハード、そのゲームの前提となるルールや世界観が全て書かれているのでこれがないと始まらない
・TRPGとは一口にいってもルールブックによって遊び方や世界観が大きく変わることも(ファンタジー、SF、バトルモノと様々)
・ただしオフラインセッションでは誰か一人でも持っていればみんなで読むことができる為、全員所持が必須でないことも
・オンラインセッションではルールについて全員参照できる必要があるため全員所持が必須
・値段もさまざま、だけどゴリラTRPGのようにネット上で無料公開されているルールブックもある
箇条書きで簡潔にですがまとめさせていただきました、ここだけ読んだ方も気になったら上のほうに戻って読み返してみてください。
さて、TRPGとは何かについて解説させていただきましたがどんなものかご理解いただけたでしょうか?
このページを読んでTRPGのルールブックを何か一つ手に取る、もしくはゴリラTRPG始めました!という方がいらっしゃると幸いです。
特にゴリラTRPGをやりたいという方は“お問い合わせ”から教えていただければ
オンラインセッションでよければ遊ぶ場を設けますのでぜひご連絡ください。
今後、TRPGの遊び方、面白さ、こんなルールブックもあるよ、こんなシナリオもあるよというのを紹介していきますので卓コロの更新にぜひご期待ください、よろしくお願いします!