ゴリラTRPGの武器攻撃のビルドを解説【GCL2~6と+M考察】

ゴリラTRPG武器攻撃解説
ガチアキ

こんにちは卓コロ編集長のガチアキ@Gachiaki0926です!本日は無料で遊べるTRPG——ゴリラTRPGの武器攻撃を使用したビルドについて考察していきたいと思います。

武器を使用できるようになったゴリラの強さをみなさんに解説させていただきます!
※ゴリラTRPGについて初めて知った方はこちらの記事を参照。

ゴリラTRPGの武器攻撃とは?

武器攻撃とは『武器攻撃をする』と書かれたゴリラスキルを使用することで行うことができます。
では、ここから判定の方法と武器攻撃ゴリラスキルの特徴、使用回数なども含めて解説してまいりましょう!

まずは判定方法から解説させていただきます!

マフィアゴリラ

武器攻撃の判定方法【ゴリラTRPGの戦闘について解説】

武器攻撃を使用して命中判定を行う場合【力】の能力値を参照します。
(ゴリラには筋力、パワー、力、野生の4つの能力値がある)

能力値が『⑤』であれば2d6-5という風に判定を行うのですが、この時に武器攻撃を行うゴリラスキルの命中ボーナス、ペナルティがかかってきます。
例えば≪ゴリラ斬撃≫の場合は-2となり、≪ゴリラ打撃≫の場合は+2となります。斬撃のほうが不利に思われますがこちらのほうがダメージが高いのでバランスをここで取っている形です。

この命中判定の時、攻撃する能動側から判定を行い、その後に攻撃を受ける受動側も判定を行うのですが
達成値が能動側のほうが高かった場合は攻撃が命中し、受動側が高かった場合は攻撃は失敗となり避けることに成功します。
引き分けの場合も攻撃は失敗です。受動側は武器攻撃スキルを使用したわけではないので補正は入らず、そのまま力で判定を行います。

『武器命中』が成功した場合、ダメージは武器攻撃スキルで定められた値でダイスを振り算出(ダメージロール)していきます。
※≪ゴリラ斬撃≫の場合は1d6+(GCL×3)を行い、≪ゴリラ打撃≫だと1d6+(GCL×2)

この時【ゴリティカル】で武器命中を成功していた場合、このダメージに【力】の値が加わり合計したダメージが受動側に入ります。
(力が⑤であれば上記のダメージロールの結果に5を加える、9が出ていた場合、これに足して14ダメージとなる)

ただし! この時に攻撃を受ける受動側が装甲値をゴリラスキルやアイテムで所持していた場合、このダメージを食らう前にそのぶん軽減した値が最終的なダメージとなりますので、GM諸兄はお気を付けください!!

ゴリラ 押忍

ゴリラTRPGの武器攻撃の特徴【回数制限とそれぞれの強みについて解説】

武器攻撃には回数制限が設定されており1セッションGCL回しか使用することができません!

ただ、バナナを5本消費することで回数制限を回復(CCL回まで戻す)できますのでゴ安心ください!!
刃が欠けたらバナナで研ごう! 弾が切れたらバナナで補充だ!!

それではここから各武器攻撃ゴリラスキルをご紹介させていただきたいと思います。

ゴリラガッツ

≪ゴリラ斬撃≫
タイミング:行動フェイズ
回数制限:1セッションGCL回
コスト:なし
GCL:2
効果:武器攻撃をする。
【武器命中】-2
【ダメージ】1D6+(GCL×3)
自分の行動順番開始時にバナナ5本を消費すると
回数制限をGCL回に戻すことができる。解説:剣や斧など刃を持つ武器を操るゴリラスキル。
刃が欠けたらバナナで研ごう。

※ゴリラTRPG公式wikiより引用

解説:ダメージが高い代わりに、武器命中にかなりキツい補正がかかる武器攻撃になります。
ドラミングや隻猿といった命中補正をおこなってくれるゴリラスキルと組み合わせることで安定したアタッカーになってくれることでしょう。

≪ゴリラ刺突≫
タイミング:行動フェイズ
回数制限:1セッションGCL回
コスト:なし
GCL:2
効果:武器攻撃をする。
【武器命中】-1
【ダメージ】1D6+(GCL×2)
この攻撃では相手の防御力を無視する。
自分の行動順番開始時にバナナ5本を消費すると
回数制限をGCL回に戻すことができる。

※ゴリラTRPG公式wikiより引用

解説:こちらは命中補正-1とマイルドながらもダメージもそれなり。ただし、装甲を持っているような敵がいる場合は真価を発揮することでしょう。
しかし、筆者の経験上では装甲をもったエネミーと出会った経験が少ない為、ゴリラを作成する段階でGMに聞いてみたほうがいいかもしれません。

そういったコミュニケーションや確認はTRPGにおいて大切ですよ。

≪ゴリラ打撃≫
タイミング:行動フェイズ
回数制限:1セッションGCL回
コスト:なし
GCL:2
効果:武器攻撃をする。
【武器命中】+2
【ダメージ】1D6+(GCL×2)
この攻撃ではゴリラ手加減を行うことができる。
自分の行動順番開始時にバナナ5本を消費すると
回数制限をGCL回に戻すことができる。

※ゴリラTRPG公式wikiより引用

解説:命中補正+2という非常に当てやすい武器攻撃ゴリラスキルとなりますが、もしかしたら他のスキルに見落とりしてしまうかもしれませんが実はこの命中補正がかなり効いてくるんですよ。
≪ゴリライズ≫という武器攻撃の際にセットで使用できるゴリラスキルがバナナを1~5本まで消費することで、ダメージを上昇させることができるのですが
これと組み合わせることで安定してダメージを稼いでいくことが出来るようになります!

≪ゴリラ射撃≫
タイミング:行動フェイズ
回数制限:1セッションGCL回
コスト:なし
GCL:2
効果:武器攻撃をする。
【武器命中】+0
【ダメージ】2D6+(GCL×3)-【野生】
自分の行動順番開始時にバナナ5本を消費すると
回数制限をGCL回に戻すことができる。

※ゴリラTRPG公式wikiより引用

解説:ゴリラ射撃はもしかしたら一番強力な武器ゴリラスキルかもしれません。
ゴリラTRPGの能力値は『⑤ ④ ③ ②』の好きな数字を割り振っていくことが可能な使用ですので

野生】を2にしてしまえば、ダメージへの【野生】によるマイナス補正がそれほどデメリットにならないからです。
他の武器攻撃ゴリラスキルが1d6でダメージロールを行っている中、ゴリラ射撃は2d6も振れますからね。
ここからゴリライズもかませていくと安定しながらも恐ろしい火力となっていくことでしょう。

さて、ここまで武器攻撃ゴリラスキルについて解説させていただきましたが、実際にGCL2のヒロイックゴリラのシナリオで遊んでいただく場合に便利な
サンプルゴリラをゴ用意させていただきましたので、ご紹介させていただきたいと思います。

目次

GCL2のヒロイックゴリラで使用できる4体のサンプルゴリラ【前提:GCL2+GR2】

クエスチョンゴリラ

こちらではGCL2で武器攻撃を行うゴリラをどう作ったらいいものか悩む方へ向けて、サンプルゴリラを4体ゴ用意させていただきましたのでゴ紹介させていただきます。

これらのゴリラはGCL2というのがGCL1より先の時代を描いている為、GRも2で遊ばれることが多いので【GCL2+GR2】という前提条件で組んでおります。
実は武器攻撃ゴリラスキルは≪ゴリライズ≫や≪隻猿≫というゴリラスキルとセットで使用するのが定石であり、GCL2以降はシナリオのレギュレーションをそのようにGMが組む場合が多いからでもあります。

≪ゴリライズ≫
タイミング:武器攻撃ゴリラスキルと同時に使用
回数制限:1セッションGCL回
コスト:バナナ1~5本
GCL:2
効果: 直後のダメージ+消費したバナナの本数。

※ゴリラTRPG公式wikiより引用

≪隻猿≫
タイミング:武器攻撃ゴリラスキルと同時に使用
回数制限:1セッションGCL回
コスト:バナナ1~5本
GCL:2
効果:【武器命中】+消費したバナナの本数。

※ゴリラTRPG公式wikiより引用

ここで人類の皆さんは「あれ? ≪隻猿≫と≪ゴリライズ≫を同時に使って≪ゴリラ斬撃≫で攻撃したら強いんじゃね?」と思ったかもしれませんが
ゴリラTRPGでは同じタイミングで複数のゴリラスキルを使用できないというルールになっておりますので、上記の二つを使用できない裁定ですのでゴ注意を。

ゴリラTRPGの公式ツイッターアカウントに確認してみましたがやっぱり無理でした。

隻猿とゴリライズは、同時に使えない裁定です

因みにコンセプトでいうと、隻猿は命中、ゴリライズは攻撃力を上げる
、というところで差別化しています

— ゴリラTRPG公式アカウント (@gorillatrpg55) March 12, 2020

それでは前置きが長くなってしまいましたが、サンプルゴリラのゴ紹介へ入ってまいります。

ゴリラを作成する時はこちらのゴリラキャラクタシート登録所をゴ活用ください。

ウフォークアイ–高火力と判定妨害が可能な鷹の目を持つ射撃型ゴリラ

ウフォークアイ

【能力値】
筋力:4
パワー:3
力:5
野生:2
【ゴリラスキル】
ゴリラ射撃+ゴリライズ+シットスロワー

解説:≪ゴリラ射撃≫の為に野生は低く設定しており、≪ゴリライズ≫を組み合わせているので2d6+6-2+5(GCL2の場合)で高いダメージを稼いでいくことが可能となります。
先手を狙うことは苦手ですがボスのHPを大幅に削ることのできる頼もしいアタッカーとして活躍できることでしょう。
素手攻撃を仕掛けてくる敵も考慮して④と高めに設定しているので、≪シットスロワー≫で振りなおしを迫ることで避けることも、味方が狙われている時に助けることもできます。

マイティ・ウフォー–安定したアタッカーでサポートも行える陽気な打撃型ゴリラ

マイティ・ウフォー

【能力値】
筋力:4
パワー:3
力:5
野生:2
【ゴリラスキル】
ゴリラ打撃+ゴリライズ+ドラミング

解説:武器攻撃型ながら筋力も高く設定しております、これは≪ドラミング≫の恩恵を受けて1ラウンドの間あらゆる判定に達成値が+5されるので
素手攻撃と武器攻撃に対して回避する目を高める為でもあります。他のPG1体にもこの効果は付与されるので、上記のウフォークアイと組めばその強さは5倍になります。
ゴリラ打撃は命中+2とプラス補正が入りますがダメージはイマイチなので、≪ゴリライズ≫をかませて底上げする必要があります。

その真価は爆発力のあるPGと組むことで発揮される、相棒と共に≪ドラミング≫で戦意を高めて戦う陽気なサンプルゴリラです。

セキエン――先手必勝で高ダメージを狙えるサムライゴリラ

隻猿セキエン

【能力値】
筋力:2
パワー:3
力:5
野生:4
【ゴリラスキル】
ゴリラ斬撃+隻猿+ナックルウォーキング

解説:≪ゴリラ斬撃≫のデメリットを打ち消すべく、≪ゴリライズ≫の代わりに≪隻猿≫というバナナを消費した数だけ命中にプラス補正を与えるゴリラスキルを搭載し
≪ナックルウォーキング≫で先手を取り、その高火力でボス以外のエネミーを確定で潰すことが可能なサムライゴリラとなっております。
先手を確実に取るために野生を高めで設定しているので、2ラウンド目で弱ったボスより速く動いてトドメを刺すことも狙える面白い型ですよ。

キャプテンアフリカ――仲間を守り鼓舞することで勝利へ導く支援型リーダーゴリラ

キャプテンアフリカ

【能力値】
筋力:2
パワー:5
力:3
野生:4
【ゴリラスキル】
ゴリラ装甲+ウホゥーディアン+いいからドーピングだ

解説:他PGを≪ウホゥーディアン≫で敵の攻撃から庇い、≪ゴリラ装甲≫で防御力を上げて防ぎ、自分の手番では≪いいからドーピングだ≫で支援を行う。
頼れるアフリカの大地のリーダーです! 盾役として構成することでゴリラスキルを取得できる枠がだいぶ削れてしまい、ここからダメージを稼ぐにはかなりキツい。
なので、支援に回ることで自分の手番にも活躍するという大立ち回りなゴリラで遊ぶことが出きます。

ただ!問題が一つ!!

ここで≪ゴリラ装甲≫の記述をご覧ください。

《ゴリラ装甲》

タイミング:ダメージ決定後
回数制限:なし
コスト:バナナ5本
GCL 2
効果:防御力+GCL

※ゴリラTRPG公式wikiより引用

防御力と書いてはありますが、このゴリラTRPGには現状、防御力を獲得するようなアイテムデータは存在しておりません……。
なので、GCL2だと実質ダメージは2点しかカットできません。
もしGCL+Mなら≪ゴリシールド≫と≪ゴリラ装甲≫を差し替えると狙い通りの活躍ができることでしょう。

可能であればこういう盾役ゴリラがいる場合はGMから何かアイテムを用意してあげるとより楽しくなるかもしれません。

【ゴリスティックシールド】
防御力3解説:ゴリラニウムというゴリラだけが加工できる特殊な金属で作られた盾。

とか、防御力を設定したアイテムを作って、情報収集のように能力値判定や交渉判定に成功したら買うことができるというような感じで。
ゴリラTRPGには【ゴーリランルール】が採用されているので、こういったざっくりとしたものでもオリジナルのデータを作って遊ぶとより楽しいですよ!

ゴリラTRPGの武器攻撃についてのまとめとGCL3~6とGCL+Mにおける武器攻撃考察

さて、ここまで武器攻撃について紹介させていただきましたが……。

正直、【筋力】の能力値ぶんダメージが入ってゴリラスキルでさらに上昇する素手のほうが強い。

しかし時代が進むにつれて(GCLが上がっていくと)武器攻撃ゴリラスキルの性能が上がるため逆転していきます。
GCL2だったらただの剣ですが、GCL6になるとライトセーバーが広まってるとかそんな技術革新が起きていくわけです。
≪ゴリラ斬撃≫とかダメージがGCL×3も上昇するからGCL6だと18ダメージも固定でついてしまうんですよ?

素手がもう悲しくなってくるレベルですね。

落ち込む

だからそういった環境も考慮してこのサンプルゴリラを作成させていただきました。

それを踏まえてGCL3~6についても考察していきたいのですが……いかんせんデータが少ないです

フレーバーのような効果のゴリラスキルが多いので、こういうゴリラをやってみたいという方は採用するといいでしょう。
雑な解説になってしまいますがGCL4からどうしても素手が劣ってしまい、あえて筋力の高い素手攻撃型を組むメリットは多くありません。
※3くらいならまだギリギリ素手型もゴリティカルの恩恵で活躍できるものの、GCL4からはほぼ巻き返せない。≪ゴリラ斬撃≫と≪ゴリラ射撃≫の係数が高すぎる。

ゴリラ魔法のイメージ

なのでそれに対処するべくGCL5からは≪ゴリボーグ≫というゴリラスキルが登場しております。
これを採用することで素手攻撃のダメージが+5されるので武器攻撃に並ぶことが出来ます。

また≪ゴリキック≫と呼ばれるパワー判定を行って勝利した場合、超能力で【3d6+15】ものダメージを与えるゴリラスキルもありますので、この時代となってパワー型ゴリラが大活躍を狙えるようにもなってきます。

能力値【パワー】とは精神力を表しているため、こういった超能力や魔法による攻撃で参照することになります。

よって『+M』がGCLについてくるとまたビルドの幅が広がってきます、ゴリラ魔法は壊れ性能故にGPを1消費するコストの高いゴリラスキルです。
こちらが入ってくるとよりゴリラTRPGの深淵に迫ることができますのでめちゃくちゃ楽しいですよ!

後々、別記事にてこちらについても解説させていただきますので、全国55万人のゴリラTRPGプレイヤーは楽しみにしていてください。

もし今回ご用意した記事がビルドで参考になったら「ゴリラに武器持たせたらやっぱり強いわ」
Twitterで『 #ゴリラTRPG #卓コロ 』のハッシュタグを付けてつぶやいていただけると嬉しいです。

「こんな風に楽しく遊んだよ!」とつぶやくことでゴリラの輪が広がりゴリラが増えることで、より充実した楽しいゴリライフを送れるようになります!!

お願い ゴリラ

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この記事を書いた人

TRPGオウンドメディア【卓コロ~TRPG普及委員会~】
代表&編集長&WEBクリエイター&ライター&デザイナー&動画エディター
北海道の豊かな大地が生んだインターネット野生児。

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