TRPG徹底解説!
こんにちは卓コロ編集長のガチアキ@Gachiaki0926です。
今日はTRPGに興味はあっても具体的にどうやって遊ぶのか
イマイチ理解できていない方の為に遊び方を解説していきます!
「TRPGってなんか呪文みたいに用語が多くてとっつきにくそう」
「なんか知らないけど沼だとか言われていて何を用意したらいいのかわからない」
「そもそもサイコロ振って人と会話して進めていくって恥ずかしいしトラブル多そうでちょっと……」
そんな方だからこそこの記事を読む価値があります!
何を用意すればいいのか、何に気を付ければいいのか、わかりやすく簡潔に解説していきますので
「ちょっと興味あるけど買うまでまだ興味ない、しつこい勧誘もまっぴらごめんだぜ!」
という方でも知識としてここで知ることができる、いいチャンスですよ。
それではTRPGはどうやって遊ぶのか徹底的に解説していきましょう!
大丈夫! 卓コロの解説だよ!!
TRPGを遊ぶには? 用語・TRPGの種類を解説!
まずはTRPGに必要なものを語っていく前に、よく使われる用語とTRPGの種類について説明させていただきます。
TRPGで遊ぶことを“セッション”と呼びます。
TRPGはテーブルトーク(会話)で進んでいくロールプレイングゲームです、つまり同じテーブルで遊ぶわけですので
これを“卓を囲む”だとか“同卓する”とも言うこともあります。これは麻雀とかでも使われますね。
そしてこのセッション。セッションにも二種類あり、大きく分けてオフラインセッションとオンラインセッション。
この二つに分けられます。そもそも、昔は顔をあわせて一緒のテーブルにつき一つのルールブックを読みながら
筆記用具を持ち寄り、キャラクターシートへデータや設定を書き込み、自分のキャラを作ってダイス片手に遊ぶものだったのですが……。
今はインターネットの時代、通信速度が高まりネット環境も整っていくことで
オンライン上で快適にセッションが出来るようになりました。
これはひとえにインターネットの発達と、有志がどどんとふというFLASHを用いて作った
キャラクターのコマを作成し画像をアップロードもできてマップやマスクを簡単に貼れる
しかもダイスもBOTで振ってくれてHPなども管理できる、すごいオンラインセッションツールを作ってくれたおかげです。
どどんとふだけでなく、キャラクター保管庫さんのようにキャラクターシートをオンライン上で作れて管理できるツールもあります。
また、Skypeのような音声通話ツールの登場もオンラインセッションにおいて大きな後押しとなりました。
そもそもは実際に顔を合わせて卓を囲むのが当然で“オフラインセッション”という呼び方はなかったのですが
ネット上で遊べる“オンラインセッション”が盛んになることでこういった二つの概念が出来ていったのです。
音声通話ツールがない頃からEメールや掲示板やチャットで今ではテキストセッション(テキセ)と呼ばれる
文字だけのやりとりで進むセッションも行われていたのですが、それはまた別の機会に。
(ちなみにSkypeなどで通話を行って進めるものをボイスセッション(ボイセ)と呼びます)
TRPGっていう言葉はさいきん聞くようになった、そんな方も多いと思われますがこのように意外と長い歴史があるんですよ。
セッションの形式の移り変わりとどんなルールブックが流行ったのか、そして“冬の時代”とは何だったのか……。
今後、こういった内容を扱うことをTRPGの歴史(TRPG史)と題した企画で連載していきたいと考えています。
TRPGに必要なもの
さて、ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、何を用意すればいいのかについて解説していきます。
先ほどお話しした通り、TRPGのセッションには代別して二つの種類がありそれぞれ用意するものが変わってきます。
ただし、これもルールブックによるところが大きいので「あくまでも一例です」というところを了承してください。
何故ならルールブックによっては使用するダイスの種類も変わってきて、一般的な6面体だけではなく
8面体だったり10面体を使う場合もあり、そもそもダイスを使わず代わりにトランプや花札を使うものもあるからです!
複雑で奥深いですよね~、だからこそセッションの種類ごとに“共通して何が必要なのか”について解説させていただきます
TRPGオフラインセッション編
オフラインセッションの場合
・ルールブック
・ダイス
・筆記用具(シャーペン、消しゴム)
・キャラクターシート
・コマ(キャラクター)
・マップシート
これらのものを用意します。
が、これらには全て【※ルールブックによって異なる】という注釈がつきますので
実際に遊ばれる際はTwitterとかでセッションのメンバーを募集している人や
イベントの概要をよ~くチェックしてわからなければ確認してみてください。
TRPGはコミュニケーションで進んでいくゲームですからね、確認は大切ですよ!
さらにオフラインセッションならルールブックは一冊あればみんなで読むことができますので
全員がルールブックを持ち寄る必要はない場合がほとんどです。
体験会やコンベンション、そしてTRPGカフェなどにいけば手軽に遊べますので、オススメですよ。
TRPGオンラインセッション編
オンラインセッションの場合
・ルールブック
・ネット環境(パソコン含む)
※あれば便利:ヘッドセット
さて、オフラインセッションでは様々な物を用意する必要があることを説明させていただきましたが……。
オンラインセッションならネット環境とルールブックさえあればもう出来てしまいます。
パソコンでこのサイトを見ているあなたはもうルールブックさえあれば遊ぶことができます。
オンラインセッションではみんなで一冊のルールブックを読むことができず
個々人がそれぞれルールブックを手にしてルールを参照する必要がありますので、“ルルブ必携”です。
あとはSkypeなどの音声通話ツールもパソコンのマイク端子へイヤフォンを挿せば最低限会話することはできますので
キャラクターシートはキャラクター保管所などで作って、どどんとふでコマを作りダイスBOTを使って判定できるから
ルールブックさえ買ってしまえばあなたは遊ぶことができるんです!!
ただし、快適に遊ぶのならやっぱり音声通話を楽にするためにヘッドセットは用意したほうがよろしいかと。
今はAmazonで2000~3000円あればこんなに未来的でかっこよさげなヘッドセットが買えますしね。
ルールブックも物にはよりますが、ダブルクロスなどは文庫書籍なので1巻と2巻の両方揃えても1,800円くらいですし
Kindleで半額セールがたまに行われていることもあって、もっと安くそろえられます。
(ダブルクロスについて気になった方はこちらの記事で)
おまけに、無料で読むことのできるゴリラTRPGwikiなどもありますしね。
初期投資はパソコンさえあれば5,000円もかからないかと。
ただ、今の若い方はパソコン必要ないから持ってない方も多いことでしょう。
Steamでゲームとかするならまだしも、スマフォやタブレットがあれば十分快適にすごせる社会になりましたからね。
パソコンを持っていない方でも、スマフォから“ひよんとふ”というツールを使えばどどんとふを使用することができます。
(どどんとふは”FLASH”で作られたツールなのでスマフォはアプリがないと使えない)
また、どどんとふ以外にもスマフォに対応したオンラインセッションツールが世に出てきておりますので
近い未来ではスマフォだけで快適にオンラインセッションができるようになるかもしれません。
(申し訳ありませんが僕自身がまだ新しいオンラインセッションツールを使ったことがないので、紹介は控えさせていただきます)
TRPGはどうやって進めていくの?
TRPGはGM(ゲームマスター)とPL(プレイヤー)に分かれて、基本的にGMが司会となって進行していきます。
サンプルシナリオと呼ばれるルールブックを作ったチームが用意した公式シナリオや、そのGMオリジナルのシナリオ
あるいはPixivやカクヨムなどで公開されているシナリオをもとにストーリーをトークで“回して”いく。
これが“セッション”です、そしてセッションを始める前にプリプレイがあります。
いきなり「うぉー! セッション始めるぜー!!」といきりたっても、いきなりは乗り切れない人もいますからね。
それにトークでゲームが進んでいく以上、円滑なコミュニケーションが欠かせません。
だからまずは自己紹介をしていきます、もしかしたら初めて会う方もいる可能性がありますからね。
(オンラインセッションなら特に。これをおざなりにして内輪ノリで初対面の方を置いてけぼりにする人はアカンです)
そして、キャラクターをルールブックを参照して一緒に作っていく場合もあれば
事前にキャラクターを今回定められた“レギュレーション”(簡単にいったら今回はLv〇〇のキャラを使うよ、経験点はこれくらい使って作るよ)をもとに
あらかじめ作成しておいて、このプリプレイを省く場合もあります。
GMはPLのみんながキャラクターなどを用意しておくように、敵のデータやシナリオで調べる情報(宝はどこにあるか、敵に弱点はあるのか等)を用意し
人によってはセッション中に流すBGMやオリジナルのマップ(コマなどを置く)を用意し、オンラインセッションなら
キャラクターが戦うときや表情の差分の絵まで描いて用意する方もいます(キャラクターシートにキャラの絵を描くところがある)
すごいですよね、凝り方がもはやテレビゲーム並みですね。
しかしこれで「やっぱハードル高いよ」とは思わないでください。
ぶっちゃけいらないので。
ただその人が凝りたいからやっていることでそれを標準化したり強要するのは誤りです。
TRPGは友達の家や放課後の教室、カラオケBOXでルールブックやサイコロをもっていって
気軽に「遊ぼうぜー」と誘ってみんなでワイワイ楽しみながらやる、あくまでもコミュニケーションのゲームです。
だからハードルはとっても低いもののはずなんですよ。
だけども最近はTRPGの動画など、ハイクオリティでめちゃくちゃレベルの高いものから知る方も多く
「あれやらなきゃダメだ」「これもないとダメだ」となんだかへんに「セッションはすごいものにしないといけない」
といったことを思い込んでる方がけっこう見られます。
でも、全然そんなことはありません、モノが用意できてルールを理解できれば幼稚園児でもできます。
なのでいったん先入観は捨てて、ルールブックを買い、思い切って募集へ飛び込んでみましょう。
まとめ
さて、TRPGの遊び方や“セッション”に必要なものについて解説させていただきましたが、理解していただけたでしょうか?
「ぶっちゃけだらだらと長くて読む気がしなかった」「正直よくわからなかった」
そんな方もいるかと思われますが、それでも今”セッション”っていう言葉を使って意味が通じたでしょう?
他にもオンセとオフセの二つがあってそれぞれ必要なものが変わってくる、だから一概には言えない。
そういったレベルでも伝わったのでしたら幸いです。
何となくは伝わってくるしTRPGっていう単語を聞いたことはあるけどよくわからない、TRPGわからない知らないから
TRPG聞いたことあるよ~ネットでも出来るんでしょ、コンベンションとかイベントあるんでしょ?
という風に”なんだかわからないもの”から自分の知識の本棚に加えて、身近に感じてもらうことが一番大事なことなんだ。
100%は伝わらなくてもあなたの心の片隅に置いてもらうことで理解が広まっていく、それが卓コロの目的です!