DX3rdサプリメント「ヒューマンリレーション」とは？

【ヒューマンリレーション】には各シンドロームへエフェクトが計5つずつ追加されています。
通所のエフェクト三つ、リミットエフェクト二つといった具合ですね。

また、オーヴァードであれば誰でも取得できるエフェクトも追加されており、【バーサークセルフ】などセットアップで暴走を付与し
ダイスを増加させるという暴走を起点とした構成に嬉しいエフェクトが用意されてますので、ヒューマンリレーション(以降:HR)を導入することで遊び方の幅がぐっと広まりますよ。

ただ、全部のエフェクトを詳細に解説したりするとヒューマンリレーションを買った時に真新しさを感じられなくなってしまうのと
全部データを載せてしまうと問題になるので、記事を読んでいただいてる方が「ヒューマンリレーションを買ってこのエフェクトを使いたい！」と思うような
わかりやすい魅力を持った一部のエフェクトのみをピックアップして解説させていただきますので、よろしくお願いします。

ヒューマンリレーションで追加される各シンドロームのエフェクト解説&考察

HRで追加されたエフェクトによってこれまで出来なかった、痒い所に手が届くようなエフェクトや強力なリミットエフェクトが追加されています。
ここでは各シンドローム毎に目玉エフェクトや全体的な印象などを、三行ほどの簡潔な解説と共にご紹介してまいりたいと思います。

エンジェルハイロウ

何といっても≪光の舞踏≫です。白兵型が好きなのでひいきしてしまうのですが、このエフェクトを使うことで『感覚』で『白兵判定』を行えるようになります。
エンジェルハイロウには白兵に使える高性能なエフェクトが多いのですが肉体は低く、歯がゆい思いをした方も多いと思いますが高い感覚をこれで活かせるようになります。
ハヌマーンの【Dロイス:スピードスター】などとは特に相性がいいでしょう。対象:単体 射程:視界のオートアクション≪ダンシングライト≫も判定Dを+LV+1してくれる支援エフェクトもおすすめです。

バロール

どんな判定でも自分の判定Dを+LV個してくれて侵蝕も1しかあがらない≪紡ぎの魔眼≫は、地味ながらも非常に便利なエフェクトです。
情報収集にもFS判定にも、そして戦闘にも使えるわけですからね。≪天性のひらめき≫や≪巨匠の記憶≫といった汎用性の高いエフェクトを持つ、ノイマンやモルフェウスと相性がいいでしょう。
≪魔人の弩≫を始めとして攻撃力上昇もカバーできるのでバロールはおススメです。さらに、リアクションで≪黒の鉄槌≫が使用できるようになるエフェクト≪迎撃する魔眼≫も面白いですよ。

ブラックドッグ

至近で撃てるRC≪雷の剣≫は組み合わせると同一エンゲージにも対象を取れるようになるため、攻撃力も高く応用性の高いエフェクトかと思われます。
そして≪アームズリンク≫が前提条件のリミットエフェクト、≪ライトニングリンク≫はHP5点失うものの、攻撃力がLV×4も上昇するため≪アームズリンク≫が判定Dを増加させるエフェクトなので
ピュアブリードで最大LVで取得するだけで「白兵ならもうこれで充分じゃない？」って性能になります。≪バリアクラッカー≫でガードも装甲値も無視することができますしね。

ブラム=ストーカー

≪渇きの主≫のリミットエフェクトである≪朱色の大斧≫がオススメで、組み合わせた攻撃で1点でもHPダメージを与えた場合そのシーンの間白兵攻撃力がLV×4点も上昇します。
侵蝕率はかさみますが≪夜魔の領域≫で再行動できるブラム=ストーカーにはもってこいで、≪ライトスピード≫や≪ラストアクション≫もしくは≪復讐の刃≫などと非常に相性がいいエフェクトといえるでしょう。
戦闘に噛み合うかは不確定ですが、≪キュマイラ≫とのクロスブリードで≪フルパワーアタック≫で白兵攻撃力を爆上げして、≪朱色の大斧≫で攻撃してからの≪復讐の刃≫はワクワクしますよね！！

キュマイラ

≪襲撃迷彩≫と≪ハンティングスタイル≫のリミットエフェクト≪血に飢えた跳躍≫によりキュマイラで隠密ができるようになります。
≪襲撃迷彩≫は≪完全獣化≫の効果中にのみ使用できるのですが、【Dロイス:野獣本能】などでカバーしてあげることで運用できることでしょう。
さらに相手の判定Dを減少させる≪魔獣の咆哮≫のリミット≪ビーストロア≫は、さらに対象の判定Dを-5させることができるので妨害型を組むのも面白いでしょう。

エグザイル

≪生命の黄金律≫が一番好きです！

キュマイラの≪完全獣化≫と同じような効果を持ちますが、このエフェクトは≪完全獣化≫と違って武器を使用できるのが強みです。
エグザイルはガードを無視できたり白兵の射程を視界に変えたりと、便利なエフェクトが多いのですが攻撃力にちょっと不安が残ったのですが
≪生命の黄金律≫のおかげで武器を使いつつ判定DもLV+1してくれる為、安定した活躍が望める上に完全獣化との棲み分けにもなります。

さらに複数の≪形状変化:≫の効果を受けられるのも面白いところですね。

ハヌマーン

リミットエフェクト≪終焉の残響≫により≪サイレンの魔女≫がリアクション不可で叩きこめるようになります、攻撃力を突き詰めてあげればこれによりシーンはほぼ壊滅状態になることでしょう。
※カバーリングはできるので壊滅はしないでしょうが。あと1シナリオ1回のみ使用可能です。

地味ならも≪疾風の弾丸≫が「攻撃力LV×3」と係数が高いため、射撃型のキャラにはオススメなエフェクトと言えるでしょう。
ハヌマーンのピュアブリードで≪疾風の弾丸≫をLV5で取得し{攻撃力15+武器の攻撃力}で銃をぶっ放すだけでも充分活躍できます、色んな事できて楽しいですよハヌマーンピュアは。

モルフェウス

≪サンドシャード≫により安定した活躍のできるRCアタッカーを構成しやすくなりました、白兵武器を一つ破壊してその武器の攻撃力を元に射撃攻撃を行う
バロールの≪魔弾の射手≫の武器一つバージョンといった感じのエフェクトなのですが、1シーンLV回使用可能のため戦闘する回数が多くても安心です。
また、≪ハンドレッドガンズ≫や≪インフィニティウェポン≫の攻撃力を+5してくれる≪ジャイアントウェポン≫も≪ポルターガイスト≫や≪オーバーロード≫などと相性がいいでしょう。

ノイマン

≪戦場の魔術師≫好きなんですよ……。

ノイマンで支援を行う場合、ピュアブリードがオススメなのですが≪アドヴァイス≫の範囲を拡大する方法がそれだと少なく、困っていたのですが
これのリミットエフェクトである≪戦場の魔術師≫の登場により対象を三体に変更できるようになりました。
セットアップで≪ファンアウト≫によりエンゲージをばらけさせた後もこのエフェクトのおかげで支援をかけることができます。オススメ！！

オルクス

支配の領域が前提でダイス目をLV+1個だけ選んで1となる≪絶対支配≫と他のPCが戦闘移動をなどを行った時に自分の≪バックスタブ≫の効果を与える≪間隙の魔術師≫など
使い方によっては絶大な効果を発揮するエフェクトがこのHRで追加されました。ボスに≪絶対支配≫使われたら思わず「ひえっ」と言ってしまいますね。
自分も≪バックスタブ≫を活かして攻撃する白兵アタッカーとして組み、もう一人の白兵PCとコンビを組んで≪間隙の魔術師≫使うとかカッコイイよくありませんか？

サラマンダー

リミットエフェクト二つがとても強力です。≪炎の刃≫の前提である≪アマテラス≫は判定D-2個されるものの攻撃力が+LV×4されるというアタッカーには嬉しいもので
≪氷雪の守護≫のリミットエフェクト≪ダイアモンドダスト≫はダメージさらに-3Dしてくれます、カッチカチやぞ。
セットアップに使えて自身の攻撃力をラウンド間LV×3してくれる≪苛烈なる火≫もオススメです(HPを5点も失いますが)

ソラリス

上記の≪苛烈なる火≫に似ているけど他のキャラにも使える≪活性の霧≫と≪タブレット≫のリミットエフェクト≪多重生成≫が≪タブレット≫の効果を受けたエフェクトの対象をLV+1体へ変更するという破格の強さを持っています。
エンゲージがバラけても≪さらなる力≫をアタッカー全員に撒いて再行動させたり、ピュア専用の≪女王の降臨≫で≪狂戦士≫をかける際にこれを使用することで、最速で支援をばら撒くなど応用の幅は広いです。

また、自分が戦闘不能になっていないことが前提となりますが、≪奇跡の雫≫など蘇生系エフェクトを倒れた味方にまくことで複数体蘇生が可能となるので強力です。

ウロボロス

≪背徳の理≫のリミットエフェクト≪極限暴走≫が『タイミング:常時』で「あなたがオーヴァードに一点でもダメージを与えた際に使用する」というエフェクトを
【暴走】を受けた際にも使用できるようになるため、暴走さえさせることができれば≪背徳の理≫の効果を受けられるようになり
≪破壊の渦動≫なども使えるようになるのでウロボロスファンにはたまらないエフェクトとなっております。

こういうの全部増して使ってみたいものですね、経験点が許せば。≪背徳の理≫の最大LVが3なので初期作成でも視野に充分入るエフェクトかと思います。

ヒューマンリレーションの追加エフェクトまとめ

今回はこれで以上です、簡潔にまとめへ入っていきます。

【追加エフェクトまとめ】 ・強力な数々のリミットエフェクトが多数追加！ ・各シンドローム毎に破格の性能を持ったものや、これまで出来なかったことを出来るようにするエフェクトが増えた。 ・≪バーサークセルフ≫も使い道多いよ！！

ご紹介させていただいたエフェクト以外にも魅力的なエフェクトは存在しますが、今回は一部のみとさせていただきましたので
ぜひともヒューマンリレーションをお手に取り、見つけ出してみてください！ それではまた次回！！