――悠久の時を生きる魔法使いとなって物語を動かせ! 理想とする魔法使いに君もなれる!!
[word_balloon id=”15″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true”]初めましてライターの宗雪(そうせつ)と申します![/word_balloon]
さて、突然ですが皆さん!
妄想してますか?
意識高いビジネスパーソンの間で流行ってる雑念を消して自分と向き合う瞑想だとか、マインドフルネスじゃありませんよ?
“妄想”です!
「あんなこといいなできたらいいな」ってもう雑念だらけのアレです。
私はバリバリ妄想します! 漫画読んだりゲームを遊んだあととかは特に妄想がわいてわいて仕方がありませんよ!!
たとえば幼馴染の女の子と一緒に登校してる時に――
「宗雪ちゃん聞いた? 最近、通り魔がこの近くで出るらしいよ!!」
「しかも被害者は必ず首だけなくなっていて犯人が持って帰ってるって噂なんだよね、怖いよね~」
とか噂話してたら数日後に「そういえば連続通り魔事件のニュース聞かなくなったけど、アレどうなったんだろうね?」って聞かれたら――
『さあね、でも平和になったんだから気にしなくていいじゃない?』
って返したいじゃないですか!
この「さあね」って返すやつ、絶対真実を知っていて実は人知れず魔法の力を使って犯人を懲らしめてるじゃないですか!?
しかもこの犯人もきっと古より伝わる力を使って悪いことしてるタイプですよこれは!
儀式を行ってさらにすごい力をてにする為に犯行を繰り返しているケースですよね!!
だからこそこの「さあね」の人が魔法で普通の人間には裁くことのできない悪を成敗しているんですきっと!!
そしてこの噂話している女の子もひょんなことから事件に巻き込まれてしまい
魔法の力に目覚めて「さあね」の人と一緒に戦うようになったり……?
わ~もう最高かよ!
絶対、ただの同級生だと思ってたのに”その筋”ではすごい人で魔法の使い方教わったりする奴じゃん!!
アニメだったら4話くらいで女の子に助けられて「まだまだ未熟だと思っていたのにいつの間にこんなに頼もしく……」ってなるパターン、あるわこれ。
でも長い年月訓練してやっと磨きぬいた力なのに短期間で成長していく女の子に劣等感を覚え始めて……?
え、ヤバ……。
すいません、妄想の世界に浸りすぎました。
でも、一度は誰でも憧れることだと思うんですよね!
一見大したことないけど人知れず社会では裁けぬ悪を超常の力を用いて裁く、ちょっとダークヒーロ的ーな生き様とか
普通の生活を送っていたのにある日突然世界の秘密に触れてしまい、魔法を使えるようになれたらな~とか
呪文を唱えたら何でも叶っちゃうような、不思議な生き物が一杯で驚くような魔法のグッズと共に発展してきた人々の息吹を感じさせる
魅力的な歴史にあふれた、この物語の世界の住人になれたらな……って。
―――え、こんな妄想を叶えられる遊びがあるんですか!?
いやいやまさか、そんな不思議な世界の一員になれるゲームなんてあるわけ……ある!
TRPGならその願いが叶っちゃうんですよ!!
しかも現代に生きながら陰で活躍して悲しい運命を変えてくれる、そんな魔法使いになれてしまうルールブックがあるんです!
あなたも呪文を唱えれば炎や雷を出したり、カッコイイ騎士やゆるふわな精霊を使い魔として呼び出すことができるようになるんです!!
『古より伝わりし浄化の炎・・・落ちよ!エンシェントノヴァ!!』
『誓いを此処ここに。我は常世とこよ総すべての善と成る者、我は常世総ての悪を敷しく者。
汝、三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!』
とか詠唱したくはありませんか?
今日はそんなロールプレイで存分に遊べる――――
魔道書大戦RPG マギカロギア
【魔導書大戦RPG マギカロギア】をご紹介いたします!!
魔法――それは名付けの力。
マギカロギアの世界は正体不明の力に満ちている――それは魔法と呼ばれる超常の力。
この【見えない力】を 魔素〈マナ〉と呼び、名前を付けることによりその名通りの現象や事象を引き起こすことが可能です。
魔素に与えられる名前の数は66種類に限られており、それぞれ「刻印」と呼ばれております。
例えば《雷》の刻印を持つ魔法使いは魔素に《雷》と名付けることで、現実に干渉して電流を操作したりだとか
何もないところから雷を生み出して狙った場所へ弾丸のように撃ち込むなど、自然現象の一つである”雷”を自在に操れるようになります。
そして、このゲームに参加するプレイヤー達はこの不思議な力を操る魔法使いになることができるのです!
「じゃあどんな魔法使いになれるの? なんかデカい帽子被ってローブ羽織ったテンプレ的なやつだとさすがにちょっと……」
って皆さん思ったはずですよね?
私もハリーポッターのダンブルドア校長みたいなキャラしかやれないのはちょっと嫌です。
魔法使いとしても様々な魔法使いに系統でわけられており、それぞれ得意分野が違ってきます。
例えばハリーポッターで言えば普段は魔法省に努める役人で、人間社会に影響を及ぼさないよう魔法界の治安維持を担っている魔法使い。
だから闇の魔術に対する防衛術に長けていて、魔法での戦いを日常的に経験している……とか。
あるいはハリーのように人間社会で生きていたけどある日、自分が魔法に適性があることを知って、魔法界のホグワーツ魔法学校に通うようになった魔法使い……とか
あるいはちょっとハリーポッターでは思いつかないのですが、魔力が強い種族として生まれてきた魔法使いとか、色んな魔法使いがいますよね!
魔導書を保管している図書館で働いているから魔法や魔法のグッズに造詣が深い研究者みたいなやつとか、所属する組織によって扱える魔法の専門性が違ってきたり
みなさんそれぞれ「魔法使いといえばこれ!」っていうイメージがあると思います!
これからご紹介する【経歴】でみなさんが思い浮かべた魔法使いをだいたい再現できる――そのはずです!
[word_balloon id=”15″ position=”L” size=”M” balloon=”scream” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” icon_type=”sweats” icon_position=”top_right” icon_size=”S” font_size=”25″ balloon_in_view=”tada”]たぶん!!!!!![/word_balloon]
魔法使いの身分を表す ”経歴”
まずプレイヤー達が操る魔法使いたちは基本的に大法典〈コーデックス〉と呼ばれる組織に所属することになります。
大法典は魔法使いたちを統括し、魔法の力が宿った魔道書を管理する組織です。
実はこの大法典に所属する魔法使いたちは経歴/位階というもので区別され、それぞれに違う役割や身分が与えられます。
数にして6つの経歴がありまとめていくと……。
位階一位:書警〈ブックウォッチ〉
位階二位:司書〈ライブラリアン〉
位階三位:書工〈アルチザン〉
位階四位:訪問者〈ゲスト〉
位階五位:異端者〈アウトサイダー〉
位階六位:外典〈アポクリファ〉
という序列になります。
上から順に身分が高く、位階の低い者は高い者の言うことを無視できません。魔法使いの社会は階級社会なのです。
それでは、これらの位階をそれぞれ個別にもう少しだけ詳しく見ていきましょう!!
位階一位:書警〈ブックウォッチ〉
6つの経歴の中では一番位階の高い、魔法使いのなかではまさにエリート中のエリート。
人に害をなす〈魔法災厄〉と呼ばれる現象に対する対処のエキスパートで、戦闘能力が抜きん出ています。
位階二位:司書〈ライブラリアン〉
司書は魔法が記された本、魔道書に関する知識のエキスパートです。
彼らはその知識を活用し、仲間の魔法使いたちを助けることを信条としており、司書にしか使用できない経歴ごとに設定されている魔法は、仲間達を支援するものが多くなっております!
位階三位:書工〈アルチザン〉
彼らは魔法使い達が使う魔道書を手入れしたり、魔道書や魔法そのものに関して研究をしている魔法使いです。
書工たちは、自身の魔道書に特殊な装丁を施したり、強化することを得意としています。
また、魔道書を扱う技術はかなり専門的で、一歩間違えば危険な存在を生み出してしまいます。そのため、数十年にわたって教育を受けることが義務づけられています。
位階四位:訪問者〈ゲスト〉
元人間で、ひょんなことから魔法を知り、魔法使いへとなってしまった存在です。
おおよそのこういった人間達は、大法典に保護されて、後見人のもと魔法の修行をするか、教育に特化した機関で魔法について基礎的なことから教わることになります。
彼らは自身が人であったことを忘れておらず、魔法災厄に巻き込まれた一般人を助けることを信条といています。
位階五位:異端者〈アウトサイダー〉
異端者とは、現実世界では「怪物」や「妖怪」と呼ばれる魔法生物たちのことを指します。
彼らは大法典と契約を交わし、報酬を得る代わりに魔法によって引き起こされる事件の調査を引き受ける、いわば傭兵のような立ち位置として動いています。
位階六位:外典〈アポクリファ〉
外典は、大法典の中でも少し特殊な経歴です。
彼らはもともと魔法災厄を引き起こしていた魔道書――禁書〈ベイン〉という存在でした。
大法典によってそれが一度は封印され、強力な制御魔法をかけられながらもまた人間の形に顕現させられたのが外典という存在です。
以上、六つの経歴のなかからプレイヤーは一つだけ選び魔法使いを作っていきます。
それぞれの経歴だけが取得できる特殊な魔法【経歴魔法】というものが設定されており
これは選択した経歴の魔法使いにしか扱えないものとなっています!
(書警の経歴魔法である攻則を訪問者は取得できない、など)
この経歴魔法はその経歴の特徴がよく出た性能やフレーバーテキスト(どんな魔法なのかの解説)が設定されているので
どんなキャラクター性なのかもここで現れていてPCを作る上でとても参考になるし読んでて楽しい!!
また魔法使いは全員【緊急召喚】【騎士召喚】という召喚魔法を所持しており【汎用魔法】と呼ばれる
魔法使いであれば誰でも取得できる魔法もあるため、基本的にはどの経歴でも十分に戦うことができます。
この汎用魔法と経歴魔法を組み合わせてあなたが思う「こんな魔法が得意な魔法使い」を再現できる上に
これとこれを組み合わせたら強力な攻撃を浴びせられるようになるな、というコンボを考えるのもまた面白い。
ルールブックとにらめっこして私はセッションする予定もないのについキャラクターシートを量産しちゃったりしてます。
魔法の力が納められた本 ”蔵書”
「さっきからちょこちょこと魔法魔法って言ってるけど、結局どんな魔法が使えるの?」
魔法を使いたくて仕方がないみなさんならばそんな疑問を抱いたかもしれません。
このパートではそちらへ少しフォーカスしていきましょう。
魔法使いたちは1人1つ魔道書を持っています。
この魔道書とはある種の記録媒体で大抵の場合は本の形として魔法を納められております。
そしてこの魔道書は魔法だけでなく、魔素を溜めておくためのものでもあるのです!
魔法を使うためには魔素を“消費”しなくてはなりません。
そしてこの魔素、実は……。
星・獣・力・歌・夢・闇
この6種類に分けられており魔法によってそれぞれ使用する魔素が指定されています。
そして魔法とは種別を大きく分けると―――「召喚」「呪文」「装備」の三つに分けられるんです。
では、この三種類について簡単に解説させていただきます!
○召喚〈サモン〉
召喚はその名の通り、元型〈アーキタイプ〉と呼ばれる魔法生物を呼び出し使役する魔法です。
彼ら元型は戦いの際に盾として、武器として魔法使いにその力を借してくれます。
召喚できる元型は10種類あり元型ごとに能力が異なっておりまして……。
少しだけ例を出すとすれば魔法使いが受けるはずのダメージを肩代わりする「精霊」や、攻撃力を高める「騎士」などがいますね。
他には「魔剣」や「乙女」、「王国」や「軍団」などの元型もあります。
○呪文〈スペル〉
呪文は魔法使いの中でも定番の魔法です。
自身の魔力を回復できる回復<ヒール>や相手にダメージを与えられる魔弾<マジックミサイル>など、幅広い魔法が呪文と呼ばれています。
○装備〈パーマネント〉
装備魔法は、必要な魔素が設定されているもの以外は取得しているだけで常時発動している魔法です。
また設定されている場合でも、その分の魔素を溜めておけばいつでも発動できる魔法です。
基本的に使用しても装備魔法は魔素が消費されないのです!(中には使用するごとに魔素が必要になるものもあります)
魔法使いたちから見た世界――マギカロギアの世界観
さて、ここまでのお話で魔法使いに関して少しご理解いただけたでしょうか!
しかし前半でも少し聞き慣れない言葉が……そう思っているんじゃありませんか!?
ここからはそういった世界観や用語について説明していきます!
さぁついてきてくださいよ~!!
前述した通り、基本的にプレイヤーが使うキャラクター達は大法典〈コーデックス〉という組織に所属することになります。
いや、大法典っていう組織があるのは分かったけど、結局どんなことしてる組織なの?
そんな疑問にお答えしましょう!!
さて、説明に入る……その前に! 少しだけクイズを出しましょう!!
先ほどから頻繁にでてくるこの大法典というマギカロギアにおいて重要な組織、いったい誰が作ったと思いますか?
ヒントとしては、おそらく誰もが知っているある哲学者です。
実在のあの人です!!
答えは……。
※アリストテレス
そう、画像を見ただけでみなさんピンときましたよね! アリストテレスです!!
魔法とはもともと、魔法という言葉が生まれる前から存在し各地の文明で個別に発展してきたものです。
実はアリストテレスは学問を研究する中、魔法も学問の一つとして分類していたのです。
そして研究のなかで彼は「魔法は危険なものであり、一般市民から隔離し管理すべき」という結論に至りました。
そこから世界中の魔法使いが集まって作り上げられたていったのが“大法典”(コーデック)というわけです。
〈大破壊〉――魔道書大戦の幕開け
前の項でも書いた通り、魔法は魔道書という本の形をとって存在しています。
しかし、ただの物言わぬ使われるだけの道具なのかというとそれは異なります。
魔道書というものは一個の生命体であり、知性も意志も持ち合わせているのです。
これら魔道書は魔法使いによって作り出され管理されるものと自然発生し即座に人間を祟り
魔法の力によって害を与え始める<魔法災厄>を引き起こすものの二つにわけられます。
<大法典>はこの自然発生した魔道書を回収し、拠点でもある巨大な図書館・アレクサンドリア図書館に収蔵することが主な活動でした。
魔法使いたちは、魔道書のなかでも強大で邪悪な力を持つものを<禁書”ベイン”>と呼び
図書館の奥深くに厳重に封印し、世界に存在する大半の魔道書を収めることになっていきます。
こうして<大法典>は魔法を人間の世界から隔離され人々が魔法を忘れた世界、求めていた世界を作り上げることに成功しました。
この世の終わりまで魔道書を集め管理するだけで、安全は確保され続ける……そのはずでした。
今から10年前、アレクサンドリア図書館の魔道書を収蔵してある魔法書架が破壊されてしまいます。
収蔵されていた魔道書の大半は世界に解き放たれてしまうことに……その中には当然、数多くの<禁書>も含まれていました。
<禁書>は先にも述べた通り邪悪で強大な力を持ちます。
そして、彼らはそれぞれの欲望を満たすために人間を憎み、害をなそうとします。
このような危険なものを野放しにしてはおけない……そこで10年前の<大破壊>以来、<大法典>の魔法使いたちはこの<禁書>の回収のために奔走しています。
しかし、彼らの敵はこの<禁書>だけではありません。
<大法典>という組織はアリストテレスの時代から作られ体系化されてきたほどですから、長い歴史を持ちます。
そのなかで<大法典>に反発心を持つ魔法使いがいないわけではないのです。
<大法典>の理念とは異なる理念を持つものや、そもそも<大法典>に所属していなかったはぐれ者の魔法使い達――。
彼らのことを<書籍卿”ビブリオマニア”>と呼びます。
<書籍卿>たちは同じ信念の魔法使い達で集まり<学派”スクール”>と呼ばれる集団を形成しています。
そもそも<大法典>もその<学派>の一つとなっています。
<大破壊>を契機として<大法典>は大きく力を失いました。
そこで相対的に力を付けた<書籍卿>たちは己の信念を達成するためにより強大な力を持つ<禁書>を収集し力を付け
時には<禁書>を利用し争う激しい魔道書の奪い合いが始まりました。
この争いは後に――魔道書大戦”ブック・ウォー”と呼ばれることになります、第一次世界大戦みたいな感じですかね。
サブタイトルの回収がここで来ました!!
これから魔法使いとなるみなさんはこの<書籍卿>たちと戦いながら
<禁書>の引き起こす魔法厄災を納め、回収し、魔法を知らない人々を守ることが主な目的となります。
1対1の決闘方式 ”魔法戦”
<禁書>や<書籍卿>と魔法使い達はどのように戦うのか?
マギカロギアの戦闘システムについて少し触れていこうと思います。
まず、マギカロギアの戦闘は基本的に1対1で戦うことになります、これを魔法戦と呼びます。
戦闘を始める前にお互いにまずは魔法使いとしての名前―――魔法名を名乗り<呪圏”スペルバウンド”>を展開します。
※ここで最初に名乗ったほうが先攻をとれるので先に名乗るよう気を付けましょう!
この<呪圏>とは決闘を行なうための戦闘用空間です、これでどんな派手な魔法を使っても現実に影響を及ぼす心配はなくなりますし
一般人にたまたま見られてしまうというリスクを回避できるというわけですよ。
この特殊な空間で2人の魔法使いは己が力を惜しみなくぶつけ合い戦うのです!
お互いに魔法名を名乗りあげ一対一で全力で戦うなんて、まるで決闘みたいでカッコイイですよね!!
魔法戦には大きく分けて召喚ステップと攻撃ステップの二つがあります。
~戦闘の流れ~
【召喚ステップ】
召喚ステップでは名前の通り召喚魔法を使用し、自分の呪圏に元型を呼び出すことができます。
ここで盾となり剣となってくれる元型を呼び出せるとかなり心強いです、逆にここで失敗してしまうとちょっと苦しい展開になることが予測されます。
元型がいないといわば丸裸の状態ですからね、なぜ元型がいないときつくなるのか後々ご理解いただけることになります。
攻撃ステップではプロットというものを行なっていきます。
魔法使いは攻撃力と防御力、そして根源力という能力値が設定されています。
テレビゲームに馴染み深い方ならステータスといったら伝わりやすいでしょうか。
攻撃ステップでは、攻撃側は攻撃力の数値と同じ数のダイスを、防御側は防御力の数値の同じ数のダイスをもち
相手からわからないように自身でそれぞれの出目を決定しておきます。
そして同時に公開し、お互いのダイスの目が同じものは攻撃が防がれたという扱いになり
攻撃側のダイス目が防御側と被らなかった場合、その被らなかったダイスの数一つにつき1点のダメージとなります。
イメージとしては魔法で張ったバリアと攻撃がぶつかりあって、そこからすりぬけた分だけダメージを与えられるという感じでしょうか。
ちょっとわかりにくいと思うのでもう少し掘り下げさせていただきますと……。
【例】攻撃側が攻撃力を3持ち、防御側が防御力を3持っていたとしましょう!!
このとき、お互いに持てるダイスは3個になります。
相手にわからないようダイスの出目を決めたら一斉に公開していきます。
↓
まず攻撃側がダイスを 1、4、6 で出したとします。
↓
対する防御側のダイスは 1、2、4 と出されました。
↓
このとき、攻撃側と防御側で同じダイス……ここでは【1と4】ですね。これは攻撃が失敗したものとみます。
しかし攻撃側にはまだ【6】のダイスが残っています。この攻撃は成功として1点のダメージになる。
ここで【追加ダメージ1】のような効果を持つ元型を召喚しているとさらにダメージが追加で1点入ります、文字通りですね。
ただ! 逆に防御側に【ブロック1】というような効果を持つ元型を召喚していると、その効果を使ってこの1点が消されてしまいます。
※【ブロック】を使用するとダメージを削った分だけ値が削れ、今回の場合この元型は消滅してしまいます。
つまり【ブロック2】の元型で1点削るとブロックは【ブロック1】へ減少してしまい最終的に0になると元型は消滅、ということです。
このように判定をしていき、攻撃側の処理が終わったら今度は防御側だったキャラクターの攻撃ステップへ移ります。
先攻、後攻と交互におこなっていくわけですね。
またここに追加して呪文などを駆使していくことによって、魔法戦は展開していくのです!
呪文を使うためにはただ「使います」って宣言するだけでいいの?
いいえ、そうは問屋が卸しません。
やはりTRPGですからマギカロギアにおいても判定を行っていく必要があります。
基本的には6面ダイスを2つ(以下2D6)使用するのですが、実はマギカロギアでは呪文ごとに指定された”特技”というものがあります。
この特技はキャラ作成時に選択し取得するもので、特技を持っているものは2D6の合計が5以上になれば判定が成功します。
そして以下のような特技表がありまして、持っていない特技に関しても判定は行えます!
しかし、持っている特技から離れれば離れただけ難易度が上がっていくのです……。
【例】闇の【裏切り】で判定を行う必要があるけれども取得していないので、代用として【深淵】で判定を行うと特技二つぶん離れてしまっているので
難易度は+2されて2d6を振って合計【7】以上の出目を出せば成功という処理になります。
そして、呪文を使って判定に成功してもそれだけでは終わりではありません。
呪文によっては、呪文をかけられた側が抵抗判定というものを行うことができるんです!
呪文を使用したものと同じ技能を使用して判定に成功することで、なんと呪文の効果を受けずに済みます!!
このようにしてお互いに魔力を削っていき、最終的に先に相手の魔力を0点にするか敗北宣言をさせることで勝敗を決します。
ただ、ここまでで「アレ?」と思った方もいるかもしれません。
「1対1で戦うって…他の人はどうしているの? 寝てるの?」
もちろん休んでいる……ワケではありません!
安心して下さい、他の参加者もこの戦闘に参加できます!
名乗りをあげた魔法使い以外の魔法使いはが魔法戦に参加するときには、立会人として参加することになります。
ただし立会人には召喚や攻撃はできません。
基本的に行えることはサポートです!
「立会人でも使用できる」と書かれた呪文ならば使用できますので、基本的にはそういった呪文によるサポートを行うことになります。
さらに呪文以外にも行えることとして、代表者の防御プロット時に立会人はダイスを追加で一つプロットすることが可能です!
この出目が相手の攻撃プロットに的中した場合、その攻撃を防いであげることができます……まあ読みが外れたら命中してしまうのですが。
ただし立会人も楽ではありません、代表者がダメージを負った場合にフィードバックといって立会人全員が1点のダメージを受けてしまいます。
たかが1点、されど1点。長引けば長引くほど立会人も死亡する可能性が高まってしまうわけです。
戦闘って一回のセッション中に何度か行われるものですので、ギリギリの攻防になった戦闘で魔力(HP)が1,2点になってる場合なんて
もう立ちあうことすら命がけですからね。実際に戦うのは代表ですが、立会人もまた命を賭して共に戦っているということです。
魔法戦はこうしいった仲間との協力や、呪文やプロットの駆け引きによって行なわれていくのです。
魔法使いが周囲に及ぼす影響 “運命変転”
魔法使いは因果を覆し、簡単に運命を曲げられる力を持っています。ゆえに世界に嫌われています。
そして、このために彼らが死亡したときには世界からその存在が完全に消滅してしまうのです。
その魔法使いが世界に存在したという証拠も人々の記憶も、なにもかもが……。
同じ魔法使いでさえ、消滅してから5年ほどで消滅した魔法使いのことを忘れます。
ではどうやって魔法使いはその存在をつなぎとめてきたのか?
答えは、アンカーと呼ばれる存在を持つからです!
アンカーとはその名の通り魔法使いを現実につなぎとめる錨(いかり)となるもの。
彼らとの運命を結んでいるから魔法使いは忘れられずに存在する。
彼らとの運命が存在するから魔法使いは生き続ける。
使用できる運命の力として―――
〈契約”コントラクト”〉というアンカーの願いを叶えることを誓うことで、そのアンカーとの運命の深さにより数は変わりますが
攻撃プロットや防御プロットのダイスを振り足すことができたり、一度魔力が0になったときに消滅せずに生き返る
〈復活”リザレクション”〉という力を行使することができます。
また〈霊化”スピリチュアライズ”〉といってアンカーを元型として呼び出すこともできます。
しかし、アンカーがいることは必ずしもメリットになるわけではありません。
魔法使いが一度魔力が0点になったり、魔法災厄を止められなかったりすると運命変転というものが起こります。
本来、魔法使いが受けるべきペナルティを受けない代わりにそのしわ寄せがアンカーにいってしまうのです。
そしてこの運命変転によってアンカーに降りかかる不幸は運命変転表というもので決まりまして……。
二度、全く同じ内容の運命変転を受けるとアンカーは死亡してしまいます。
運命介入――その手で運命をねじ曲げよ! ~自動鬱生成システムと呼ばれる所以~
……でもそんな簡単に死んでしまうのに救えないなんて辛すぎる、そう思いませんか?
どうかご安心を! 彼らを救えるチャンスはまだあります!
それこそ運命介入です!
これは魔法使いにのみ許された、アンカーに降りかかった不幸や死といった事実をすべてなかったことにする力で
その時々の状況により判定が有利になったり不利になったりします。
また、魔法使い自らが消滅することを選ぶことにより大きくこの判定を有利にする事が出来ます。
(成功しても失敗しても自分のPCは消滅、ロストしてしまうわけですが……)
魔法を知らないアンカーたちに降りかかる不幸をはじき返せるのは魔法使い――キミたちだけなのです!
[word_balloon id=”2″ position=”L” size=”M” balloon=”think” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” icon_type=”sweat” icon_position=”top_right” icon_size=”M”]どっちにしても辛くない?[/word_balloon]
[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”think” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true”]これが自動鬱生成システムと呼ばれる所以だよ、他にもPCがシーンに登場する時にシーン表っていうものを振って、出目によっては色んな効果が発揮されたりするんだけど、いいものばかりじゃなくて運命変転表っていうものを振らされた結果”アンカーに不幸が降りかかったりする”こともあるんだ。[/word_balloon]
まとめ:マギカロギアでできること
[word_balloon id=”15″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true”]皆さんいかがでしたか?[/word_balloon]
今回この記事のなかで紹介させていただいた内容を簡潔にまとめると……。
まとめ
・世界に散らばった危険な禁書を回収するのが目的
・魔法戦は1対1で行なわれる
・魔法使いにはアンカーという存在が必要不可欠
・運命変転でアンカーに危険が及んでしまう
今回の記事で少しでもマギカロギアの世界の魅力が伝わっていたのなら幸いです。
[word_balloon id=”15″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” balloon_effect=”pulse” icon_type=”sparkly” icon_position=”top_center” icon_size=”L”]そして最後に皆さんにお伝えしたいことが![/word_balloon]
実はこのマギカロギアというのはサイコロフィクションというシリーズの一つなのです!
記事の途中に呪文の判定方法について解説ありましたよね?
ああいった特技表を使用して遊ぶことのできるTRPGシステムが実は他にもいろいろとあるのです!
新しい複雑なルールをそんなに覚えなくても判定方法が同じなので、ひとつサイコロフィクションのシステムを理解してしまえば
あとは簡単にいろいろな世界観で遊ぶことができるんですよ!!
ぜひ興味がわいたらそちらもチェックしてみてください☆
私もこのサイコロフィクションについてご縁があればまたご紹介させていただきたいと思います。
ということで、もうマギカロギアをやってる人もやったことない人も――。
[word_balloon id=”15″ position=”L” size=”M” balloon=”scream” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_effect=”shake” balloon_effect=”sway” name_color=”#000000″]レッツプレイ! マギカロギア!![/word_balloon]